代表の〇〇な話  ~児童思春期訪問看護ステーションミルまる OPEN~

今治・西条・上島町を中心に不登校支援を実施するNPO法人 ぼちまる 代表 出山です。

僕が担当するこの【代表の〇〇な話】では、これまで10年以上、児童思春期精神科領域で関わってきた臨床の中で、個人が感じた・考えた話をさせていただきます。何かの参考程度に読んでください。

遂に、児童・思春期訪問看護ステーション ミルまるがOpenしました✨
このミルまるという訪問看護ステーションは、東京で後輩が、立ち上げた児童・思春期訪問看護ステーション mill(ミル)のミルと、NPO法人 ぼちまるのまるをとって、【ミルまる】と名付けています。
児童・思春期の子ども達への支援に特化した訪問看護で、不登校状態にある身体的症状を呈する子どもや、精神疾患を発症している子どもに対して、心身両方からの支援により現状を変化させる目的で支援しています。

医師の指示書により、専門性の高いスタッフが自宅へ訪問し、子どもと関わりを実施。その関わりで構築された関係性から、今より一歩踏み出せるお手伝いをさせて貰おうと考えています。
その一歩は、その子どもそれぞれで、決して一つではないと考えています。
本人と保護者の願う目標に向かって、関係機関とのつながりも大切にして支援していきたいと思います。

 このミルまるの利用目的として3つあると考えています。
まず一つ目は土日ショートの利用です。今までの10年以上、児童・思春期領域で働いた経験から、兄弟姉妹の誰かが不登校になると、もう1人の頑張って登校していた子どもが、注目が不登校兄弟姉妹に集まる。や、学校に行っている子どもは、宿題など色々やるべきことを怒られながらやる。と言う、頭では不登校兄弟姉妹のことは分かっているけど、頑張っている方が辛い・しんどい思いを抱く不公平感を感じて、結局、同じ不登校を選択しがちであるケースが多くあります。
そこで、僕はいつも、週末のどちらかを使って、頑張って登校している子どもさんに保護者の方からスペシャルタイムを作り、頑張りを認めてあげて欲しい。とお願いしています。

ただ、最近は、ご家族も忙しく…疲れていて、なかなか、そこの部分を分かっていても実施するのが難しい状況もあると思います。

そんなとき、まずは、不登校にある子どもと訪問看護を繰り返し、スタッフと関係性を構築して、訪問による移動支援が可能になれば、土日ショートに参加して貰って、季節のイベントや内外遊び…収穫祭に…料理教室…また、入部された方は、本社millとeスポーツでの対決に向けた練習など、少人数で色々な面白い活動で、楽しい企画を用意しています。
その間、頑張っている子どもと保護者のスペシャルタイムを実施するための利用目的✨

 二つ目の利用目的は、いつも一緒に居て保護者としてのリフレッシュが、なかなか取れない時に、同じく訪問看護を通じて構築した関係性から、土日ショートに参加…その間、保護者自身のリフレッシュタイムにあてて貰って、改めて、保護者の方が、子どもに対して温かい余裕ある対応をして貰える時間を作ることが大切だと考えて、リフレッシュタイム確保という利用目的✨✨

大人も子どもも…みんな楽しみを感じながら、次の一歩を、自分のペースで踏み出せる。辛いことも楽しみがあるから乗り越えられる。耐えられる。みんな一緒だと思っています。

まずは、訪問看護による子どもさんとスタッフの関係性からスタートです。

 最後に三つ目は、病院勤務時は、どうしても就業時間内での枠・スタッフ対応枠が限られており、子どもは成長する中で、どうしても年齢制限を設けて支援しなければ、児童・思春期領域と言いながら、青年期・成人期になって支援を続け、本来、支援すべき児童・思春期にある子どもをスタッフ・時間枠の関係で断ることが苦しくて…でも、枠を気にしなければならない状況があり、いつも、この時期に苦しい選択を迫られていました。
その苦しかった経験を、この訪問看護ステーションは、児童・思春期時代に支援していた子どもは、その先も自立するまで継続支援してもいい♪と言う本社の考えがあり、今までより、もっともっと時間をかけて、ゆっくりと一人一人の子どもと保護者と歩んでいけるシステムであるため、末長く宜しくお願いしますという利用目的✨✨✨

子どもも保護者も楽しみが必要‼
お互い楽しみながら、無理せず自分のペースで一歩前に進む‼
子どもも保護者も1人ではない‼
一緒に寄り添い成長していける‼

を、大切に活動して行きます✨

みなさま。
宜しくお願いします😀