代表の〇〇な話  ~進路相談~

今治・西条・上島町を中心に不登校支援を実施するNPO法人 ぼちまる 代表 出山です。

僕が担当するこの【代表の〇〇な話】では、これまで10年以上、児童思春期精神科領域で関わってきた臨床の中で、個人が感じた・考えた話をさせていただきます。何かの参考程度に読んでください。

先日、愛媛県立高の志願状況が発表されました。中学3年生には、あと2週間後に入試ということで、緊張や不安などの感情に押しつぶされそうな状態の中、自分自身に追い込みをかけている状況だと思います。大丈夫ですか?少しは休みを入れながら体調を整えて頑張ってください。

NPO法人 ぼちまるには、小中学校の保護者の方が、主に不登校相談に来所されます。そこで、相談内容で一番多いのが、このままで高校へ進学できるのか?という心配・悩みです。

これは、以前、勤めていた病院で実施していた企画に、”スタッフといく高校見学”と題した企画を実施していました。企画の内容は、不登校生徒を受け入れてくれる高校へ、スタッフと一緒に見学に行くという企画です(企画名のまんま!)

じゃあ何故、この企画を発案したのか?それは、中学3年生になったら、在籍校から夏休み等を使って各高校見学案内を頂きます。が⁉その時に、みんなと行ける不登校生徒は、ほとんど居ないのではないか?と考え、夏休み時期を外して、スタッフとなら行ける子どもが居たので、個人的に各高校にお願いをして、特別に病院に通う子どもと保護者のために、高校説明会を実施して頂きました。快く受けてくれる高校が多く本当に感謝でした(涙)。

高校説明会では、子ども達が安心するように丁寧な説明をして頂き、また、保護者からの質問にも対応して下さって、この企画を通して、子どもと進路について一緒に考える機会が増えたという保護者からの感想を多く頂きました。

コロナによって、企画として集団で見学は難しくなってしまいましたが、この企画でつながった高校と、また別の高校にも目を向け、様々な子どもたちに、進路を決める際、その子にあった高校を安心して選べるようにと、個人的に連絡を入れて高校見学へ行かせて頂きました。

かなり不登校生徒に理解のある高校が増えたと実感しています。

自分の中では、来年度、新たに2校見学に行かせて頂こうと考えています。ここまで県内の不登校生徒を受け入れて、対応してくれる高校に詳しい看護師は居ないと思います(笑)。もしかしたら学校の先生より詳しいかも⁉

現在、不登校状態で、子どもの高校進学に心配・不安を抱えている保護者さん。NPO法人 ぼちまる不登校相談をご利用ください。各学校のパンフレットもご用意しています。