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尾道市教委は、不登校の小中学生の保護者を招く「座談会」を始めた。

悩みを共有して子どもへの接し方を一緒に考え、専門家の助言も受ける。

2025年度から月1回の開催を予定する。

不登校が年々増えていることを受け、9月に市役所で初めて開いた。12月18日には4回目を因島で開き、保護者6人が参加。「運動会の前に不安定になる」「教室で独り言を話す」など子どもの状況を打ち明け、一緒にテレビゲームをするなどコミュニケーションの方法を披露した。

精神科認定看護師でNPO法人ぼちまる(愛媛県今治市)の出山義洋代表は「発達障害の検査を受ければ得意と不得意が分かり、伝え方を工夫できる」と助言した。

市教委は25年度から社会福祉法人若葉(因島大浜町)と連携し月1回、市内各地で開く予定「将来の心配などさまざまな思いを共有し合う時間を過ごしてほしい」と参加を呼びかけている。

市内の不登校の小中学生は23年度、過去最多の計366人だった。24年度も同程度で推移している。